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3年目の妙高・・その12 一本、川を渡れば人のいない別世界

(2018.5.5)

イモリ池から苗名の滝への道は、中越北陸自然歩道の一部である。

分かれ道ごとに案内板があり、道に迷うことはない。

ただ、杉野沢を過ぎてから、自然歩道を離れて歩くことにした。

観光案内所でもらった簡単な地図があり、それによると関川(苗名の滝の下流)を渡った方が自然豊かな感じがしたからである。

渡った橋は《地震滝橋》という、おそろしい名前であった。

地震のような轟音が聞こえる橋ということであろうか。

たしかに上流の方からゴーゴーというものすごい水音が聞こえていた。

 

川を渡ったところの道は、最初は車の通れるほどの幅があった。

しかし、40分ほど歩いたところで、行き止まりになった。

地図では苗名の滝に行く道があるはずなのに。

ともかく、自然歩道を離れたせいか、道案内は全くない。

 

引き返そうかと思ったが、よく見ると、山側の急な斜面にうっすらと人が通った跡らしきものがある。

弟と子供を待たせて、その石ころだらけの急斜面のがけを登った。

人がすれ違うことができるようなしっかりとした道があった。

 

《おーい、道があったぞ。上がってこい》

弟の話では、ここまでに来る途中に《ちゃんとした装備で歩いてください》と書かれた小さな看板があり、そこのところに分かれ道らしいものがあったという。

《それなら言ってくれよ!》と思ったが、しかし、仮にその分岐点があっても、そちらを選択したかどうかわわからない。

山道は、川はほとんど見えない。

しかし、ゴウゴウという水音は絶えず聞こえていた。

この5月の連休、天気も絶好のこの日、苗名の滝は多くの観光客が列をなしていた。

しかし、この道ではほとんど人が歩いておらず、まったくの別世界だ。

案内が皆無であることを除けば、周りの木々は見事に新緑であり、道端の花もきれいで、なかなか素敵なトレッキングコースではあった。

 

この中央の木の緑のあざやかさが写真では十分出ていない。

人間の目とカメラが記録するものとは違うということか。

 

菊咲きいちげだろうか。

昨年、好田先生が青色のもあると言っていた。

(リンク:水清く、風爽やか:妙高高原の5月 )

本当にきれいで可憐なブルーの花だ。

 

地震滝橋から上流を見る

それほどの水量のようには見えないが、

扇状地にある川なので、水の多くが伏流になっているのだろう。

 

山の中、緑の木々に囲まれていく。

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