大澤龍司法律事務所 相続問題無料相談ブログ

悪質な海外商品先物取引業者にご注意!シリーズ:第4回「追加のお金が必要です」・・牙をむく悪徳業者

電話がなっています。Aさんが電話に出ると、海外商品先物取引業者の担当者からです。
「今、大変な損をしています。新たに保証金を差し入れてください」
イメージ3耳を疑うような話です。
今までに 4000万円という大金を預けています。それなのに、さらにお金を出せだって?
その後、話は次のように展開していきました。
Aさん:「今までに預けたお金はどうなったんですか?」
担当者:「預かったお金以上の損がでているんです!」
Aさん:「私は売買の注文は、まったくしていないですが」
担当者:「私は、あなたを儲けさせてあげようと一生懸命売買したんですよ」
Aさん:「絶対儲かるとあれほど言ったじゃないですか?」
担当者:「先物取引だから、儲かることもあれば損することもあるんです」
と、Aさんがいくら言っても、話はかみ合いません。

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さらに第3の罠が・・・
ただ、担当者から新しい提案がありました。
担当者:「今、追加でお金を出してくれたら、損が全部取り戻せます。大丈夫です。今度は間違いないですから」
これまで記事を読んでこられた方はおわかりでしょう。新たにお金を出したからといって、今まで出したお金が返還される可能性はありません。

確実なことは、新しく出したお金も返ってこないということです。
損を取り戻すための金を要求するという、この担当者の言葉は、多額の損が出ているということでパニック状態の人から、更にお金を出させるための第3の罠なのです。
ここまで来ると、さすがにAさんもおかしいな、「ひょっとしたら、騙されているのではないか?」という気持ちがしてきました。

「勝手に売買して損害というのはおかしい。弁護士に相談する!」

Aさんのこの言葉は効きました。担当者があわてだしたのですから。

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さて、担当者は、今度はどのようなことを言い出したでしょうか?
驚くべきことに更なる罠が仕掛けられていきます。今度はお金を取り戻されないために。
この内容は次回に・・(龍)

悪質な海外商品先物取引業者にご注意!シリーズ:第3回「儲かっていますよ!」という2つめの罠

2000万円ものお金を預けてから、30日が過ぎました。
海外商品先物取引業者の担当者から電話がありました。
「108万円、儲かっていますよ!」
100万円の定期預金をしても、1年に3500円の利息しかつかない今日この頃です。
Aさんは大喜びをしたのですが・・・
しかし、今の世の中、そんなに簡単に儲かるような話が転がっているのでしょうか?

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儲かっていると言って、更なる罠が仕掛けられる・・
「儲かっていますよ」と言われれば、誰でも喜びます。でも、本当に「儲かる」というのは、出した以上のお金が現実に手元に戻ってくることですイメージ2 Aさんの場合は、「儲かっている」のではなく、「儲かっていますよ」と担当者が口で言っているだけです
もし私の言うことが嘘だと思うなら、「すぐに私が預けたお金と儲かった分のお金をまとめて持ってきてください」と担当者に言えばいいでしょう。絶対に持ってきません。
「今、儲かっているのにもったいない。もう少し頑張りましょう」と言葉巧みに返金に応じようとしない。これが海外商品先物業者のやり方です。
もし、持って来たらどうするかって?(繰り返しますが、そんなことは絶対ありませんが)念のために言っておきましょう。
もし、持ってきたらあなたはとてもラッキーな方です。もう二度と、海外商品先物取引には手を出さないことです。
儲かると言って、喜ばせた上で「こんなに儲かるのですから、もっと投資をしましょう」と言葉巧みに誘い、残りの財産も全部、取り上げようとする。これが悪徳業者の典型的なやり方です。

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Aさんは、最初はロコ・ロンドンという金先物取引でしたが、新たに2000万円をシカゴの穀物先物取引のための金として業者に預けました。まんまと、2つめの罠にはめられたということです。担当者が満足そうに笑っているのが、目に浮かびます。(龍)

悪質な海外商品先物取引業者にご注意!シリーズ:第2回「3ヶ月で6700万円の損!」の手口と対策

一刻も早く電話を切りましょう。
今年のお盆、妻の実家に行ったのですが、丁度そのとき、私の義父に海外商品先物取引をしませんかという電話がかかってきました。幸いにして、義父はすぐに断わったので、私が弁護士として出る場面はなかったのですが。
これまで、相談に来られた人は、先物取引をしないかという勧誘の電話がかかってきたと言っています。業者は、この電話でのやり取りの中で、相手(被害者)が財産を持っているのか、又、財産を増やすという投資話に興味があるのかどうかの感触を得ています。
従って一番良い対策は、「すみませんが、全く興味がありません」と言って、少しでも早く電話を切ることです。
業者は、一日中、営業の電話をかけており、ダメだと思えば、次の標的(被害者)を探す電話をしています。断固とした口調で断われば、少なくともその業者は、二度と電話をかけてこないはずです。ただ、はっきりした断わり方をしない場合には、「見込みがある」ということで、再度、電話をかけて勧誘してくる場合があります。

業者の標的は、財産を有している高齢者です。
業者が、どのようにして電話する相手を選んでいるのかは明らかではありません。
イメージ今回の冒頭に、義父が勧誘を断わったという話をしましたが、実は断わった後に業者との間で次のようなやりとりがありました。
義父「どうして私のところに電話したのですか?」
業者「名簿を見てかけています」
義父「その名簿をどこから入手されたのですか」
業者「名簿業者から買いました」
果たして、業者が名簿(そもそも何の名簿なのかもわかりませんが)を入手しているのか、あるいは手当たり次第に電話をしているのかははっきりしていません。
ただ、これまで被害を受けたと言って、法律相談に来られた方は、すべてが、高齢者で一人暮らし、あるいは高齢者の夫婦だけで住んでいるケースでした。
おそらく業者は、財産を持っている高齢者の方を選んで、勧誘の対象にしているだろうと思われます。この記事を見ているあなた、大丈夫ですか?あなたが大丈夫でも、あなたのご両親は大丈夫ですか?

悪質な海外商品先物取引業者にご注意!シリーズ:第1回

「3ヶ月で6700万円の損!そんな馬鹿な!」
すこし前になりますが、Aさんからこんな法律相談がありました。
「電話で海外商品先物取引を勧誘され、オフィスに行ってみると立派な会社だったので2000万円を預けたんです。
初めは1か月で100万円儲かったという連絡がありましたので、あと2000万円を追加で預けました。
しかし、ある日、突然『大豆の値段が暴落している』という連絡がありました。
私は大豆などを注文した覚えが全くなかったので抗議をしましたが、全く取り合ってくれません。
そうこうしているうちに、『追加で2700万円を支払って下さい』との連絡が来ました。
預けた4000万円のお金が戻ってこないどころか、更に2700万円の追い銭まで請求されています。
弁護士さん、なんとかならないでしょうか?」

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海外商品先物取引は大変リスクが大きく、大変危険です
Aさんがさせられたのは、ロコ・ロンドンという金取引とシカゴ穀物取引という、いずれも海外商品先物取引でした。
先物取引は国内と国外とを問わず、値動きが激しく、それだけ損をするリスクも高いものです。
特に、海外商品先物取引については、十分な法規制がなされておらず、トラブルが続出しています。
Aさんも、悪質な海外商品先物取引業者に騙されたようです。
実はAさん以外にも、同様の相談を受けていますが、その方の被害額は約2000万円です。
それにしても、短期間に何千万円という損をするとは・・・
一体、どのような手口が使われたのか、又、そのような被害を防止する手段としてどのようなものがあるか、これから数回にわたってお話をしましょう。(龍)

取り扱い事件グラフを更新しました

本日、当事務所ホームページの取り扱い事件グラフを更新いたしました。
このグラフは、現在の当事務所の取扱い事件の割合を示すものです。
当事務所がどのような事件を多く扱っているのか、当事務所の得意とする案件がどのようなものであるかを示すものです。ご参照下さい。

大澤法律事務所HPへこちら)

なお、前回のグラフ作成時点である平成20年4月30日現在から比較すると、離婚・家事事件や債務整理・破産・管財事件等が減少し、労働問題等が増加しています。
相続案件の受任事件数は増加しましたが、全体の事件数も増加したため、相続事件の割合は微減となっています。

「別れさせるのばかりが弁護士ではない」という話

弁護士というのは因果な商売で、人が幸福なときにはあまり出て行く場面がない。
例えば人が生まれたときは弁護士はいらないが、死んだときには弁護士が必要になる場合がある。
結婚にしてもそうだろう。祝福されるときには不要だが、夫婦がいがみ合った挙句のはてに出番がまわってくる。
結婚式に出席した弁護士が、挨拶でつい口がすべって「いつでも遠慮なく、相談に来てくださいね」なんて言うと、新郎新婦の両親から不吉なことをいう人だとにらまれることになる。

大澤photo4そんなときには(といって現実にそのようなことがあったわけではないが)「お父さん、お母さん、誤解しないでゆっくり私の話を聞いてください」と言いたくなる。
例えば、お医者さんだって、病院だって、病気のときだけに行くわけではない。健康診断でも行けば、予防注射をするためにいくこともあるだろう。法律相談したからといって、弁護士がすぐに離婚を勧めるものではない。先日、立て続けに2件の離婚相談をしたが、私たち弁護士の回答は、「もう少し、事実を確かめましょう」ということであり、「あなたの気持ちが本当に離婚したいのかどうか、確かめましょう」というものであった。
弁護士になりたてのときに失敗したことがある。
離婚したいという女性が、法律相談でさんざん夫の悪口を言う。
一生懸命に離婚の手続きを説明し、慰謝料から財産分与から子供の養育費まで事細かに説明し、夫に対する離婚の申し出の書面まで書いて用意していたのに、さて、その女性からはなんの連絡もない。

やむなく連絡したら、「先生、すみません。離婚止めます」と。
まぁ、経験不足でうかつだった。心の中をちゃんと観察しなかった自分が悪かったのだが、「さぁ、頑張っていくど・・というときに、ガツンとブレーキをかけられた」ような気持ちだった。

それからは、離婚したいという法律相談でも、果たして離婚を勧めるべきかどうかをいつも考えながら、話を聞いている。
離婚した方がいいケースであっても、財産関係がはっきりしない場合には、離婚を少し思いとどまって、財産を確認してもらうケースがある。
また、相手が離婚に絶対反対というような場合には、裁判所が離婚を認めるような事実を探すまで我慢するケースもある。
「あなたは離婚したくないのでしょう?今、どうすればいいかわからないのでしょう?」というようなときには、時間をかけて気持ちの整理をすることを勧めるし、場合によれば、夫婦円満にする方法も伝授することもある(もちろん、教えたからといって、実行できるわけではないことは百も承知だ)。
大澤photo3その後、再び、相談に来る人がおれば、本格的に離婚の手続きを説明する。
その後、二度と来ない人については、アドバイスが効果を発揮したのだと思うことにしている。実は、他の弁護士に離婚事件を依頼していたという可能性もあるが。 (龍)

初心は「依頼者とともに歩く」こと

今から40年も前のことだ。
1969年1月18日、その日、僕は東大安田講堂を目指していた。
しかし、幹線道路には機動隊が盾を連ねていた。
結局、僕は講堂にはほとんど近づけなかった。
翌19日に講堂に立てこもっていた学生は逮捕・排除された。

大阪に帰る新幹線の中で考えた。
僕は、機動隊が攻める講堂に立てこもるほどの勇気はない。
しかし、この学生のような人達の近くを一緒に歩くことぐらいはできるのではないか。
いや、せめて、激励の言葉をかけることぐらいはできるのではないか。
そのとき、本気で司法試験を受けようと思った。

大澤photo最近、妻が「もう定年の歳になったのだから、仕事をやめたら」という。
仕事をやめたら、毎日、プールに泳ぎにいけるなぁ・・
日曜大工ではなく、毎日大工ができるなぁ・・
庭の木や花の手入れもできるなぁ・・
でも、もうすこし、がんばろうと思う。

法律相談の後、依頼者のほっとした顔を見るとき、
事件でそれなりの解決をして、互いに笑顔を見せるとき、
「ありがとうございました」という言葉を聞くとき、
この依頼者の人生に寄り添い、少しは一緒に歩けたかなと思う。
この実感がある限り、仕事を続けることができる。

※ 東大安田講堂事件(とうだいやすだこうどうじけん) 1969年(昭和44年)1月18日、19日に、全学共闘会議(全共闘)が占拠していた東京大学本郷キャンパスを警視庁が封鎖解除を行った事件

弁護士 大澤龍司

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