大澤龍司法律事務所 相続問題無料相談ブログ

遺産分割協議に時効はないか?【Q&A №649】

 

【質問の要旨】

遺産分割協議に時効はないか?

 

【ご質問内容】

7年前に父が亡くなりました
その時に自分の出世の事始めて聞きました

父の父は
T弁護士だったようです
T氏は結婚していて父の母とは不倫で
私の父Sですが認知しました
その後Sの母は終戦後再婚し
貞夫は姉の養子になりました

T氏が亡くなった時にも連絡はなく
孫である私たちは
財産相続の請求できますか?

もう時効ですか?

※当事務所の判断により質問文中の一部をイニシャルに変えました。ご了解ください。

(おそすぎたかな?)

 ※敬称略とさせていただきます。

【遺産分割に時効はない】
法律上、遺産分割を行うのに時効はありません。
 そのため、土地や建物など不動産が遺産としてある場合、持ち主の死亡後、50年以上過ぎた後に相続人を集めて遺産分割を行い、登記名義を変更することも可能です(当事務所でも、このような案件はめずらしくありません)。
 時効で遺産分割ができない、という点は心配されなくともよいでしょう。

【現実に遺産分割する上で問題となるのは預貯金などが判明しないこと】
不動産であれば、遺産分割をしていないと、いつまでの被相続人のT氏の名義で残っています。
そのため、不動産については現時点でも遺産分割協議をする実益があります。
しかし、預貯金などは、一体どの金融機関のどの支店にあるのかもわからず、実際、その存在が判明しないことが多いです。
仮に金融機関が判明しても、10年以上前なら履歴がないということで、照会に応じてもらえない場合もありますし、消滅時効ということも主張される可能性もあります。
結局、預貯金については、まず、あきらめざるをえないというのが実情です。

【不動産を名寄帳で探し、遺産分割協議をする】
不動産を探すには、T氏が居住していた自宅などがある市町村に、同氏名義の不動産があるかどうかの問い合わせ(名寄帳の取り寄せ)をするといいでしょう。
もし、不動産が発見されたなら、T氏の相続人が誰なのか、戸籍や除籍謄本を取り寄せし、全相続人が判明すれば、その人たちとの間で遺産分割協議をしていくということになります。

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