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★遺産分割の無効確認請求【Q&A №199】


 遺産を隠しておこなわれた遺産分割無効確認の請求

 H9/1/14に亡くなった父親の遺産分割は同月22日に終了したが平成18年に父親の財産だった預金のおよそ半分の1000万を隠匿一部解約しての遺産分割だったことがわかったがその証拠は兄が申立てた調停で受取った郵便局通帳写で証明できる。
 また父が残した預金は1200万円と兄が言っている録音テープもある。この時の相続で母親名義にしていた実家もいつの間にか5年かけて生前贈与されていたが司法書士が不正な贈与登記申請だったことを認めた。
 悪質なので遺産分割無効の裁判をしたいと思うが母親は平成19年4月に死亡。この場合無効確認請求で勝訴すると平成19年から実家に住んでいる兄に対して、不法占拠期間の損害を請求できるか。またこの裁判は弁護士以外の者が裁判を起こせるか。例えば相続譲受人など。

記載内容  遺産隠し 遺産分割協議 無効確認 不法占拠 無償使用 使用貸借 本人訴訟

(オリーブ)


【遺産分割協議も取り消したり、無効の主張ができる】
 遺産分割協議は相続人間の合意ですので、詐欺的な方法や重大な事実を隠匿していたような場合には、協議の取り消しや無効の主張が可能です。
 ただ、1000万円が隠匿されていたというだけなら、協議の全部を無効にすることなく、その1000万円を新たに分割の対象にするという解決も可能でしょう。

【生前贈与(不動産)分が発覚した場合】
 生前贈与となると、特別受益の額が遺産分割に影響してきます。
 特に不動産が問題となる場合には、その価額が多額な場合が多いので、その点を隠匿していた場合、遺産分割に重大な影響を与えるので分割合意書は無効という主張も可能です。

【賃料相当額の請求について】
 お兄さんの自宅無償使用を生前のお父さんが認めていたのであれば、お父さんが死後も賃料なく自宅に居住できるとして、賃料相当額の請求が否定されるケースもあります。
 ただ、今回の質問ではお父さんの死亡後に使用を開始したようですので、賃料相当額を請求できる可能性はあると思われます。

【訴訟は本人でもできるが・・】
 訴訟は弁護士でなくとも申し立てができます。
 しかし、遺産分割協議が無効であるというような訴訟は、かなり難しい手続きになりますので、できれば法律の専門家である弁護士に相談し、依頼されることをお勧めします。

   横浜弁護士会会 (URL:http://www.yokoben.or.jp/)

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