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子ども名義の借名預金は誰の財産か【Q&A №300】


 親が子供に借名預金していますが、子供死亡(成人)預金の権利は、どこに 有るでしょうか?
 また 手続きの仕方はどのように成るのでしょうか?

記載内容  借名 名義貸し 預金 預金者 仮処分

(tool)


【だれが預金したのか重要】
 今回の質問では、次の2点をわけて考える必要があります。
① 子ども名義の預金は誰の財産なのか
② 銀行との手続を誰が行うのか

 まず、《①子ども名義の預金は誰の財産なのか》という問題については、
ⅰ.預金されたお金を誰が支払ったのか。
ⅱ.預金通帳や届出印鑑を誰が保管しているのか。

という点が判断基準となります。
 預金額を親が支出しており、しかもその預金通帳等を親が保管しているのであれば、名義が子どもであっても、それは親の預金と判断されます。
 しかし、親が預金額を支出しているが、預金通帳等は子が所持しているのであれば、親が子に贈与した可能性が高く、子の預金と考えていいでしょう。

【銀行は名義を基準に手続きをする】
 《②銀行との手続を誰が行うのか》ですが、銀行としては預金名義人が手続きをした場合にのみ支払いに応じます。
 親が預金通帳や印鑑を所持している場合でも、銀行としては、親は預金の名義人でないことを理由に、親の払戻し請求に素直には応じないでしょう。
 子が亡くなった場合には、子の相続人全員からの請求があれば、銀行としては払戻しに応じることになります。

【親の預金だと判断される場合の対処法】
 銀行としては名義が子ですので、子の相続人からの請求があれば払い戻しに応じます。
 そのため、とりあえず銀行が子の相続人からの払戻しに応じないように手続きをする必要があります。
 子の相続人が払戻しの請求をしてきても銀行がこれに応じないようにする手続きとして、親のほうでできるものとして、預金の引き出しに応じないようにする仮処分手続が考えられます。
 これは親の預金であるという証拠を裁判所に提出し、暫定的に銀行が出金をしないように裁判所から決定を出してもらう手続きです。
 ただ、この仮処分手続はとりあえず預金を動かさないというだけの手続きであり、その預金が親のものであると確定するものではありませんので、この仮処分手続だけで親が預金を回収できるわけではありません。
 そのため、最終的に親が預金を回収するためには、子の相続人の協力を得るか、それが得られない場合には、仮差押手続とは別個に、銀行に対して該当預金の返還のための本訴訟をせざるをえないことになります。
 このように手続きとしては難しい面もあり、かつ場合によれば早急に手続きをしなければならないこともありますので、法律の専門家である弁護士に相談し、必要に応じて依頼することをお勧めします。

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