大澤龍司法律事務所 相続問題無料相談ブログ

★だまされて渡した実印と印鑑証明書【Q&A №214】


 騙されて渡した実印と印鑑証明

 父親が死亡後、兄夫婦から父名義の銀行預金を解約するので、実印と印鑑証明を急いで欲しいと言われ、渡してしまいました。ところが、それを使って遺産分割協議書を偽造され、サインは第三者によるものでした。
 兄夫婦はずる賢く、実印と印鑑証明を渡すということは承諾したと同じであると主張し、自ら家裁に調停を申立て、自己の正当性を主張し、父の遺産を開示すらしません。私のサインでないことは証明されているので告訴をしたいのですが、争点が明確でないと言われて、なかなか告訴ができません。

記載内容  実印 印鑑証明書

(のぶ)


【告訴をしても、警察は簡単には動かない】
 亡くなったお父さんの預金を払い戻すために、お兄さんに渡した印鑑証明書などが悪用されて遺産分割協議書を作成されたというのであれば、有印私文書偽造、同行使等に該当する可能性があります。
 ただ、実際にこれらの罪で告訴しても、警察は《民民》のことであり、できれば弁護士を入れて裁判をされたらどうですかというアドバイスをしてくれるだけで、積極的な問題解決に役立つ可能性は少ないです。

【実印を渡したのは不注意ですが・・】
 実印と印鑑証明書は、重要なものであり、署名をする書面に自分で実印を押捺するのが通常であり、兄弟といえども、実印自体を渡したことはあまりに不注意だったというべきでしょう。
 ただ、第三者のサインであることが明らかであるということなら、あなたが書面(遺産分割協議書)の内容を了解していたのではないという証明になります。

【自ら調査するべきですが、専門家への依頼も考える・・】
 お兄さんが自ら家裁に調停を申し立てているのであれば、裁判所に対して、遺産目録を提出しているのが通常だろうと思います。また、調停委員からも、他に遺産があれば開示するよう言われているはずです。
 ただ、お兄さんが遺産の内容を明らかにしようとしないときには、調停委員もそれ以上に強く開示を求めることはありません。
 そのため、遺産の調査は、あなたの方で積極的にする必要があります。
 あなたは相続人ですので、被相続人であるお父さんの遺産を調べることができます(預金等の調査方法については、遺産調査 の記事をご参照ください。)

 ただ、本件ではお兄さんの態度に非常に問題があります。
 素人であるあなたでは、遺産の調査も難しく、又、交渉も難しいのではないでしょうか。
 遺産総額がどの程度かわかりませんが、ある程度の額になるのであれば、相続に詳しい弁護士に相談し、事件を委任された方がよいケースのように思います。
 ご検討ください。

質問する

当ブログでは、相続に関するご質問に弁護士がお答えします。ベテラン弁護士の長年にわたる経験に基づく回答です。無料・匿名でご質問いただけますのでお気軽にご利用下さい。

事務所での有料相談はこちら

直接、お聞きして、的確に回答します。今、何が問題で、どう解決すべきかをわかりやすく説明します。

最近の相続ブログ

アーカイブ

カテゴリー

大澤龍司法律事務所

〒530-0047
大阪市北区西天満4-3-25
梅田プラザビル別館7階A703号

お気軽にご相談ください!(電話要予約)
お気軽にご相談ください!(電話要予約)
FAX:06-6361-6043 メールでのお問い合わせはこちら 月〜金曜日(祝日を除く)
    • 大阪メトロ堺筋線・谷町線「南森町」駅
      ...徒歩約7分
    • 大阪メトロ堺筋線・京阪電車「北浜」駅
      ...徒歩約10分
    • 大阪メトロ御堂筋線・京阪電車「淀屋橋」駅
      ...徒歩約15分
事務所ブログ 大原訴訟ホームページ

ページの先頭へ