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★遺言にも代襲相続はあるか【Q&A №45】


夫の死亡後母が死亡しました。母に遺言書はあります。
夫には二人の子供がおり、この二人が代襲相続をしました。
その遺言書には孫に代襲相続させることは書いていないから相続権はないと言われています。
この件についてよろしくお願いします。

記載内容  遺言 受遺者の死亡 代襲相続

(ひつじ)


【遺言書の記載】
 ご質問では、遺言書がどのように書かれていたのか分かりません。
 そこで、「すべての財産は、●●(あなたの夫)に相続させる」と書かれていたという前提でお答えします。

【代襲相続】
 代襲相続とは、被相続人(本件では夫の母)の死亡より前に、相続人であった子(あなたの夫)が死亡していたときなどに、その者の子(あなたの夫の子・・以下、夫の子といいます)が相続人になることをいいます。
 本件質問の場合、夫の子が代襲相続によって相続人になることは間違いありません(参考までに言えば、配偶者であるあなたは代襲相続できません)。

【遺贈者が死亡していた場合の扱い】
 問題は、夫の子が遺言どおりに「すべての財産」を相続できるかという点です。
 あなたの夫が生存しておれば、遺言書で全遺産を取得できたはずですが、その夫が先に死亡していたということであれば、あなたの夫には遺産はいきませんし、又、夫の子も遺言書どおりには遺産を取得できません。
 なぜなら、遺言者が遺言で明らかにしているのは、その指定する相続人(あなたの夫)に遺産をあげるということであって、代襲相続人である夫の子に相続させるということまで記載されていないからです。
 なお念のために言えば、遺言書に記載されていない遺産や記載されていても遺贈を受ける人が死亡したような財産については、代襲相続の対象になります。

☆ワンポイントアドバイス☆ 参考までに言えば、遺言者が「あなたの夫に遺産全部を相続させる。但し、あなたの夫が先に亡くなった場合には、夫の子に相続させる」と遺言書にはっきりと記載しておけば、代襲相続ではなく、遺言書の記載に基づいて、夫の子に遺産が行くことになります。

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