大澤龍司法律事務所 相続問題無料相談ブログ

父名義で残る母の預金【Q&A №267】


 海外にあった母の預金を、母が病気のため、サインができなくなって出せなくなると困るということで、父が預かることにして、母の口座を解約して、父の名義の口座をつくりました。3ヶ月後に母が亡くなってしまいました。
 金額としては、相続税は発生しない金額です。現在も、父の名義のままです。私は、それが元々母のお金であったことを最近まで知りませんでした。そのため、母の亡くなったとき、母の預金はほとんどなかったため、特に、相続手続きなどをしていません。
 父の同意が得られれば、今からでも、相続の手続きはできるのでしょうか?また、できたとして、それは贈与となるのでしょうか。ちなみに両親の子どもは私だけです。

記載内容  預かり金 相続か贈与か

(gungun)


【お母さんの遺産として、半額の返還請求が可能です】
 お母さんの預金口座を解約して、その分をお父さんがその名義の預金口座で預かるということですので、お母さんはお父さんに対して預けたお金を返還してもらう権利があります。この返還請求権は、お母さんの死亡した後は、遺産となりますので、あなたがその2分の1の権利を相続します。
 そのため、あなたがお父さんに対して、預かったお金の半額の返還を求めることができます。
 相続の手続としては、お父さんに請求し、お父さんがあなたに半額を返還するということになります。
 なお、相続の手続きには期限がありませんので、現時点でも返還請求は可能です(但し、返還請求権は10年間で時効消滅しますので、あまり長く放置せず、早期に請求されるといいでしょう。)

【贈与ではなく、相続である】
 少しわかりにくいかもしれませんが、あなたがお父さんからもらうのは、お母さんの遺産の相続としてもらうのであり、お父さんからの贈与ではありません。
 お父さんとしては、お母さんに対して返還請求債務を負っていたのですが、お母さんが死亡したため、その請求権のうちの半分があなたに移った(相続された)ということであって、贈与ではありません。
 従って、お父さんから返還してもらっても、それに対して贈与税が課税されることはありません。

質問する

当ブログでは、相続に関するご質問に弁護士がお答えします。ベテラン弁護士の長年にわたる経験に基づく回答です。無料・匿名でご質問いただけますのでお気軽にご利用下さい。

事務所での有料相談はこちら

直接、お聞きして、的確に回答します。今、何が問題で、どう解決すべきかをわかりやすく説明します。

最近の相続ブログ

アーカイブ

カテゴリー

大澤龍司法律事務所

〒530-0047
大阪市北区西天満4-3-25
梅田プラザビル別館7階A703号

お気軽にご相談ください!(電話要予約)
お気軽にご相談ください!(電話要予約)
FAX:06-6361-6043 メールでのお問い合わせはこちら 月〜金曜日(祝日を除く)
    • 大阪メトロ堺筋線・谷町線「南森町」駅
      ...徒歩約7分
    • 大阪メトロ堺筋線・京阪電車「北浜」駅
      ...徒歩約10分
    • 大阪メトロ御堂筋線・京阪電車「淀屋橋」駅
      ...徒歩約15分
事務所ブログ 大原訴訟ホームページ

ページの先頭へ