大澤龍司法律事務所 相続問題無料相談ブログ

30年間音信不通だった父の借金【Q&A №281】


 肉親の借金と遺産相続についての相談です。
 つい先日、親が離婚してから、30年間一切音信不通だった実の父が死去したと、「父が借りていたサラ金」から封筒が届きました。
 内容は「親の借金残高が4万円あります。遺産を相続するしないに関わらず、同封されている書面を当社に送ってください。」という物でした。勿論 借金の連帯保証人になっていません。

 以上の条件で質問が幾つかあります。
・法律的には遺産を相続しない、かつ、借金の連帯保証人でなければ、親の借金は返す必要がないのでは?
・父親が実際 死去しているのかを確認するには?また、その死因は?
・父親の遺産、借金が幾らあるのか?
・生命保険などには加入しているのか?

という事項です。
 私が真っ先に考えたのが、「遺産相続権が無効になる1年間、放置。」 という考えです。

 念頭にあったのは ・借金が1社で済んでいるのかの危険性。
・遺産といっても殆どないだろうという目論見。

ですが、リスクとして ・もしも遺産が借金よりも多かった場合、損をする。
・時間が経てば借金が膨らみ、その勢いでサラ金が違法な取立てを行う危険性。

などがある為、詳細を知らないと最終判断が出来ません。
 とりあえずは父が死去した市役所で戸籍謄本などを習得するという事です。
 何か対策、または対応法があれば、御知恵を借りして頂ければ幸いです。

記載内容  音信不通 借金 保証人

(昴はすばらし)

今回はいくつか具体的な質問を頂いておりますので、一つ一つ回答していきます。

【質問】法律的には遺産を相続しない、かつ、借金の連帯保証人でなければ、親の借金は返す必要がないのでは?
【回答】法律上、遺産を相続しないためには、「死亡を知ったときから3ケ月以内に、家庭裁判所にて相続放棄の申述手続を行う」必要があります。
 すぐにお近くの家庭裁判所に連絡していただき、相続放棄手続についてお聞きいただければ手続の方法などを教えてくれます。相続放棄期間内に相続放棄の手続をすれば、借金を返還する必要はありません。
 ただ、遺産調査をするために時間がかかるというのなら、相続放棄の期間を延長してもらう手続をすれば、3ケ月程度の期間延長をしてもらうことが可能です。

【質問】父親が実際 死去しているのかを確認するには?また、その死因は?
【回答】お父さんの戸籍を本籍地の市役所にて申請されることで死亡の確認が可能です。
 死因については、死亡された病院などを探し、問い合わせするしかないでしょう。

【質問】父親の遺産、借金が幾らあるのか?生命保険などには加入しているのか?
【回答】遺産調査の問題ですが、基本的にお父さんの利用していた金融機関(支店名までわかる必要があります)がわかれば、そこに問い合わせをするといいでしょう。
生命保険については生命保険協会に問い合わせをするといいでしょう。
 音信不通で、そのような金融機関がわからないというのであれば、戸籍附票や住民票などを調査し、判明したお父さんの最後の住所地などにある金融機関の支店などに照会をするしかないでしょう(なお、郵便局については、どこの郵便局かを特定しなくとも照会が可能です)。
 サラ金業者などについては、お父さんに来た通知などを参考にして、その業者に一つ一つ問い合わせていく作業を繰り返すしかないでしょう。

【1年間放置しても無効にならない】
 「遺産相続権が無効になる1年間、放置。」 というような法律はありません。
 相続放棄をせずに放置していると、相続人としてお父さんの債務を請求されます。
 早めに財産や債務の調査をし、必要に応じて、相続放棄の手続きをしましょう。

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