民事裁判は、裁判の期日に、双方が主張するということになっています。
しかし、口頭でお互いに主張を言い合って、議論するものではありません。
双方の言い分は、訴状、答弁書、準備書面というような書面に記載して、これを主張することになります。
そして、書面の内容を主張する際、期日に、その書面を読み上げるのではなく、単に「陳述します。」と言うだけですので、このようなやりとりだけだと、10分もかかりません。
ただ、通常は、期日の数日前に裁判所と相手方に書面を送っているので、当事者と裁判所は事前に書面の内容を見ており、裁判所は、これを前提に今後の進行を決めていきます。この時間も含めて、10分ほどで終わってしまいます。
法廷での裁判は、誰でも傍聴できますが、民事裁判はこのようなやりとりがほとんどなので、関係者以外は何を争っているのかも分からないですね。
(佐々木)