平成24年4月12日毎日JPから
http://mainichi.jp/select/news/20120412k0000e040196000c.html
(記事の要約)
大阪府富田林市で9歳男児が数年前から行方不明であることが分かった。
両親の離婚後に父方の親族方に住民登録され、2009年に小学校の入学時期を迎えたが、一度も登校せず、学校側の家庭訪問でも所在が分からなかった。
数年前から男児は目撃されておらず、生活の実態が分かっていない。
(所内の雑感)
事務員:こんなことがありえるのですね。なぜ、もっと早く問題にならなかったのか不思議です。
弁護士:9歳の男児が数年前、正確にいつかも分からないときから、その行方が分からないということですが、とても信じられない話です。
最近、若い夫婦が育児の悩みを相談できなかったりして、虐待してしまったなどのニュースをよく聞きますが、この件は、男児の両親だけでなく、祖母や曽祖母も関わっているようです。
詳しい経緯はわかりませんが、もし、両親、祖母、曽祖母らの親族が本当に男児の行方を知らないのであれば、あまりに無責任です。
男児は、まだまだ幼く、しかも両親が離婚しているという事情もあるのですから、一緒に生活している方はもちろんですが、そうでない親族の方も男児の生活を見守ってあげるべきで、それが出来ていれば、このような事態は避けられたのではないかと思います。
行政についても、これまでに男児が行方不明であったことに気づく機会は何度もあったことから責任はあると思いますが、やはり、最も身近で、守ってあげなければならない立場である男児の親族の無責任さが一番の問題ではないかと思います。