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つれづれに一言

「オオタキ先生」って誰ですか?

・・・裁判官の説得術?・・・

弁護士は裁判で争う職業でもあるが、
和解などの場面では人を説得する職業でもある。
人の説得方法については数えきれないほどハウツー本がある。
デール・カーネギーの『人を動かす』という本がある。
《重要感をもたせる》、《人の立場に身を置く》など、
説得術の基礎となる事項が詳しく述べられており、
非常に役立つ本である。
その中に《名前を覚える》という1章があり、
《相手と話をする際、何回となく相手の名をくりかえす》
ことが勧められている。
裁判所で話をする場合、裁判官は弁護士の名前を呼ぶことはほとんどなく、
その立場・・《原告代理人》、《被告代理人》という言い方をする。
ただ、10数年前だが、弁護士の名前を呼ぶ裁判官がいた。
カーネギーの本の愛読者かもしれない。
ただ、私のことを《オオタキ先生》と連呼する。
私、《オオサワ》なんですが・・・とは
結局、最後まで言わなかった。
澤龍司の《澤》と《龍》が詰まって、《瀧》になったと推測される。
カーネギーの本には次のとおり記載されている。
「ゆえに、人に好かれる法の第3-
名前というものは、当人にとって、最も快い、最も大切なひびきを持つものだということを忘れないこと。」

でも、オオタキでは《快くもなかったし》、大切なひびきも感じなかった。
さて、今度、その裁判官と会った場合、相変わらず《オオタキ先生》と呼ばれるのだろうか、興味があるところである。

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