「今年の花見は京都の金閣寺、そして平野神社」
~外国人の和服姿と日本人の着物~
先日、京都に花見に行ってきました。
東京から来た弟の嫁が、金閣寺を見たいというので
あの金ぴかのお寺を見てきました。
参拝者、特に外国人が多いことにびっくりしました。
着物姿の方も多くいました。
しかし、近づいてみると(おそらく)中国語を話しています。
女性だけでなく、男性も足袋をはき、草履を履いており、
なかなか本格的な姿です。
流行といえばそれまでですが、
外国人が和服を着て、日本人の気持ちを味わうというのは
とてもいいことだと思います。
色合いも派手めであり、おそらく化繊でしょうが、それでも
その国の民族の服装に興味を持つ、
そのことから日本を理解してもらう。
いろんな国の人にどんどん日本に来てもらい
日本の良いところも(悪いところも)知ってもらいたいです。
(ついでに爆買いもしてもらって経済に好影響を与えてもらい)
日本という《国》ではなく、日本人という《人》や《文化》を知ってもらう。
中国人や朝鮮人が着物を着るようになり、
日本人がチャイナドレスやチョゴリを着るようになる、
そんな平和なときがくればいいなぁと思いました。
で、花見ですが、金閣寺にはほとんど桜がなく、
徒歩10分にある平野神社に行きました。
道路に面した鳥居から満開の桜の並木が続き
見事な日本の春の風景を演出しています。
その中に和服の女性が2名、出店で買い物をしていました。
光沢のある上品な絹の着物であり、
薄いピンクは、桜の花に合わせたものでしょう。
これぞ、日本文化の精髄であると感じた今年の花見でした。
(大澤龍司)