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てくてく旅行記

やい、《小坊主》、どこに行ったのだ? ~今年(2019年)のお盆の過ごし方・・吾妻高原の自然を味わう③

草原の道標には《小坊主0.1キロ》と書かれていた。
《しょうぼうず》と読むのだろうか、《こぼうず》か?
0.1kmといえば、100m。
しかし周囲を見渡しても、それらしきものはない。
どこにあるのか、あるいはどこに行ったのか?


これこのとおり《小坊主》と書かれている

国土地理院の2万5000分の1の地図で探してみても、そのような地名は記載されていない。
《小坊主》っていうのは、一体、何なんだ?


中央の高みか? 0.1キロよりは遠くにあるようだが。

斜面をもう少し歩き続けると、坂が少しゆるやかになって、前方の視界が開けた。
丸い丘が見えてきた。
《ああ、これが小坊主!?》
坊さんの頭にしては丸さが足りないが、他にそれらしいものは見当たらない。
地図で見るとロッジから等高線3本分、およそ60メートルの高さの小山である。
今、歩いている道が、少し右にうねって頂上まで続いており、そこに小さな木がちょこんとある。


なだらかな斜面が続き、その頂上に雲が浮かんでいる。
このような景色をみると本当にうれしい。

距離から言えば、道標からは400mほどはありそうだ。
道標には、たしか、0.1キロと書いてあったが。
看板の位置が元の位置から移動されたのか、あるいは距離の表示が間違っているだけなのか。
それとも、この小坊主、夜にでもいたずらで、少し動いたのだろうか。


《小坊主》への途中から原池を見る

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