オキシペタラムの花にトンボがとまった。
3年ほど前に孫たちと長野県の妙高高原に行ったとき、
手でトンボを捕まえたことがある。
それを、もう一度やってみようと思った。
トンボの目の前、3~40センチのところに左手を出し、
指をくるくるとゆっくり回す。
この時、手を近づけてはいけない。
トンボが逃げる。
これはなんだ、とトンボに考えさせるのがコツ。
その一方でトンボの後ろからも右手を近づけていく。
トンボは前方の手の動きに気を取られて、後方からの手に気づかない。
今回も見事、手の指で、一発でつかむことができた。
トンボの脳は前方の動きに集中し、後方には気づかないのだろう。
捕まえたトンボは写真を撮った後、
2階のベランダから放してやった。
上や真っすぐ横に飛ぶのではなく、
斜め下に半分落ちるように飛んで行った。
羽をすこし強く持ちすぎたのかもしれない。
トンボには悪いことをした。