この日(12月27日)は良い天気だった。
寂光寺への道を歩いていた時、
家並みの途切れた向こうに山が見えた。
峰々は白く輝き、冬の風情だった。
ここ大原は風は冷たかったが、
それでも紅葉も残っていた。
歳末といえども、晩秋の景色であった。
大阪では最近は雪も降らない。
朝、窓を開けて、雪が積もっているのはなぜかうれしい。
あのわくわくした気持ちをどう表現したらいいのだろうか。
そういえば、金沢出身の人が、冬のどんより曇った毎日が嫌だったという話をしていた。
毎日が雪となると喜んではいられない、そんな気持ちもよくわかるが。