2000万円ものお金を預けてから、30日が過ぎました。
海外商品先物取引業者の担当者から電話がありました。
「108万円、儲かっていますよ!」
100万円の定期預金をしても、1年に3500円の利息しかつかない今日この頃です。
Aさんは大喜びをしたのですが・・・
しかし、今の世の中、そんなに簡単に儲かるような話が転がっているのでしょうか?
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儲かっていると言って、更なる罠が仕掛けられる・・
「儲かっていますよ」と言われれば、誰でも喜びます。でも、本当に「儲かる」というのは、出した以上のお金が現実に手元に戻ってくることです。
Aさんの場合は、「儲かっている」のではなく、「儲かっていますよ」と担当者が口で言っているだけです。
もし私の言うことが嘘だと思うなら、「すぐに私が預けたお金と儲かった分のお金をまとめて持ってきてください」と担当者に言えばいいでしょう。絶対に持ってきません。
「今、儲かっているのにもったいない。もう少し頑張りましょう」と言葉巧みに返金に応じようとしない。これが海外商品先物業者のやり方です。
もし、持って来たらどうするかって?(繰り返しますが、そんなことは絶対ありませんが)念のために言っておきましょう。
もし、持ってきたらあなたはとてもラッキーな方です。もう二度と、海外商品先物取引には手を出さないことです。
儲かると言って、喜ばせた上で「こんなに儲かるのですから、もっと投資をしましょう」と言葉巧みに誘い、残りの財産も全部、取り上げようとする。これが悪徳業者の典型的なやり方です。
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Aさんは、最初はロコ・ロンドンという金先物取引でしたが、新たに2000万円をシカゴの穀物先物取引のための金として業者に預けました。まんまと、2つめの罠にはめられたということです。担当者が満足そうに笑っているのが、目に浮かびます。(龍)