外部リンク:ノロウイルスも検出 「がんこ」男女21人が食中毒
私はいつも、がんこの看板を見ながら通勤している。
枚方市駅の近くに店があり、大きな看板がかかっている。
ねじり鉢巻をして、いかにも《がんこ》一徹という顔である。
がんこ寿司には、息子夫婦と孫らと一緒に数回、行ったことがある。
うまいかと言えば《まぁまぁ・・》という感じだし、安いかと言えば100円寿司に負ける。
お客目線で言えば、100円寿司以上の新鮮な食材を提供しているわけでもなく、また、従業員のサービスが気持ちいいわけでもない。
高級すし店と100円寿司との間でどのように生き残りを考えているのだろうか?
外食産業は何にもまして、衛生管理が必要であり、それが何にも優先する。
従業員の健康状態のチェックなど、費用が掛かっても怠ってはならないだろう。
それが、今回のノロ騒動である。
従業員も3人の保菌者がいたということだが、従業員の健康状態にチェックに金をかけていなかったのだろう。
顧客の立場としては、《孫を連れてはがんこ寿司に行っていいのかなぁ・・》と思ってしまう。
費用を削るあまり、根本を忘れる・・車や鉄鋼、建材などの品質偽装と同様の構造ではなかろうか。
外食産業が成り立つ基本的なところは衛生管理の徹底である。
がんこ寿司さんよ、そこだけは是非《がんこ》でお願いします。
(弁護士 大澤龍司)