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日本人のローマ字表記は『性→名』が正しい。

外部リンク:氏名のローマ字表記は「名・姓」から「姓・名」に!? 国が近く通知するワケは?

私自身も、昔からなんとなくこのように思っていた。
『私は「北野・英彦」であって、「英彦・北野」ではないんだが・・・』と
 しかし、英語教育の中で自己紹介をする度に訂正させられてきた。
 記事では中国や韓国は「姓・名」の順序を英語表記でも貫いていて偉い。英語のルールがなんだろうと、自国の言葉のルールを相手にも要求し、理解を求めているのだろう。
 日本で「国際協調」といえば、何かと英語ルールに合わせる慣習があるように思うが、きっとそれでは英語圏の国々には尊敬されないように思う。
 日本は日本、韓国は韓国、アメリカはアメリカ、それぞれの文化や言葉があることを相手に示し、譲れない文化や言葉があることをきちんと示し、時間がかかっても理解してもらわないと日本の文化や言葉は守れない。
極端に言えば、「アメリカと同じようになった日本にアメリカ人が興味を持つだろうか?」ということである。日本に来るアメリカの方は、『日本にしかない文化や自然』を求めてくるのだと思う。氏名の表記一つも文化なのだから、『日本はこういう表記だ』と貫かないと、きっと外交でも尊敬されないのではないだろうか。
日本語が性→名の順序になっているのは、家族の名前である「姓」が日本社会で大事な意味を持っていて、「どこの家族に所属しているか」を伝えて信用を得る、という文化があったからではないだろうか(全くの私見ですが)。
このような考え方が時代に合っているかどうかはさておき、それが日本の文化であることは間違いない。経済的なメリットで交流や取引をすることももちろん必要だが、これに加え、名前一つでも「日本人の氏名はこういう表記ですよ」と示すことが国際社会で尊敬されるための一つの方法ではないだろうか。
これは根付いた文化を変えるもので当然コストも時間もかかるだろうが、百年かかっても将来のためぜひやってもらいたい。
 そのうち、日本の総理を「阿部(Abe)晋三(shinzou)」と外国記者が読み上げるシーンを楽しみにしている。
(弁護士 北野英彦)

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