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一見安い変動金利の住宅ローン、本当にお得なのか

変動住宅ローン「金利上昇」を見誤る5年ルールに注意

記事によれば、変動金利の住宅ローンが見た目にとても安いことから人気だが、経済情勢次第で将来大幅に返済が増えてしまう可能性があることを懸念している。
まさに将来上がる可能性があるからこそ「変動金利」なのだが、変動金利を選んだ皆さんはどんな計画だったのだろうか。

たとえば、住宅ローンを考えている夫婦間ではこんな議論があったのではないだろうか。

夫「やっぱり安い変動金利だよね」
妻「変動は安いけど、将来的には必ず金利は上がるでしょ?」
夫「日本経済はすぐ変わらないよ。金利が上がるとしてもかなり先のこと」
妻「それまでにあなたの給料が上がってくれたらいいんだけど大丈夫?」
夫「大丈夫だよ・・・心配性だなぁ」
妻「口先だけで給料が増えたら苦労しないわよ」

こんな議論が住宅ローンを組んだ夫婦の間で交わされたのではないだろうか。

たしかに変動金利は金利の見直しで毎月の返済額が上がることがある。
いろんな研究者の方が予測を立てているが、将来の金利が予測通りにいくかどうかは誰にも分からない。

とはいえ、多数派が変動金利を選んでいるので「将来は心配だけど、とりあえず多数派に乗っかっておく」という感覚なのかもしれない。

さて、この変動金利、吉と出るか、凶と出るか。

(弁護士 北野英彦)

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