遺言を書かなくとも、僕の子供は相続争いをしませんよ、
などと考えているお父さん。
それは大きな誤解ですよ。
あなたの息子さん、結婚しているでしょう?
たとえば、あなたの次男さんは、相続問題をその嫁さんに相談しますよ。
相続事件では、一人だけでくるケースはほとんどありません。
相談者の奥さんが強行であることが非常に多いです。
可愛い孫がいるような場合、特に争いがおきます。
次男の奥さんが、「子供の教育費をどうするのよ」といえば
まず、裁判所行きは確実でしょう。
子供たちの配偶者のこと、私たちは「応援団」といっています。
とても強力な応援団です。
場合によれば、この応援団が「応援」どころか、「主役」になります。
この「主役」、兄弟の愛情などは、自分にとって関係のない話だから、激しくバトルをします。
いや、うちの娘は結婚していないから応援団はいません
というお父さん。これも危ない。
「私は結婚してないから、遺産をもらわないと困る!」
という言葉が聞こえてきそうです。
財産を作ったお父さん、相続対策はあなたのためではないです。
こどものための最後の思いやりですよ。