私は、つい先日、友達とLINEをするなかで、初めて「サブスク」という言葉を耳にしました。
サブスクとは、サブスクリプション(定額制)の略で、音楽や動画配信、家具や車の利用など近年様々なサービスが定額で利用できるようになっているようです。
法律書の電子書籍も定額で見放題になっており、「へー、便利だなぁ」と思いました。
ただ、サブスクによるサービス提供事業者のなかには、悪質な業者もいるようです。
解約しようと思っても、解約ボタンがホームページ上に見つからない…。解約の電話をかけてもつながらない…。
そうしたトラブルを受けて、解約手続きに必要な情報提供の努力義務を事業者に課すことを盛り込んだ改正消費者契約法が、5月25日に成立しました。
当事務所では、都合の合う限り、弁護士全員でランチをすることが多いのですが、サブスクの話題が出たときに、「努力義務じゃなぁ…」と残念がる声も出ていました。
これを第一歩にして、近い将来、事業者に義務を課してもらいたいものです。
(弁護士 武田和也)