事務所の弁護士でランチをしていると、山口県阿武町(あぶちょう)の職員が、“新型コロナ”の臨時給付金として4630万円を24歳の男性に誤って送金した事件のことが話題になりました。
ニュースでは、阿武町は、24歳の男性が全然お金を返してくれず、困っていたそうですが、その男性がオンラインカジノをするために利用していた決済代行業者3社から、お金を返してもらえたようです。
「直接本人に働きかけるだけではなく、周辺から攻めることもときに有用」という意見が出ました。
他の例として、偽造された婚姻届を女性に提出されてしまったという事件で、被害男性は、婚姻届の証人として署名した女性の友人を責めたそうです。
すると、その友人が女性を責めるようになり、女性が偽造を認めて、問題解決したそうです。
「なるほど。周りから攻めるかぁ。視野は広くもっておかないとなぁ」と、ただただ感心して聞いていました。
(弁護士 武田和也)