法律事務所には、交通事故の被害にあった人、離婚問題を抱えている人、親族間で相続争いをしている人など、人生の不幸な局面にある人たちが来られます。
ランチの際に、弁護士として、このような人たちをどうサポートできるかという話題になりました。
経験豊かで博識の先生は、キューブラーロスの著書を読んだことがあるそうで、人が不幸な出来事を受容するときには、一定の過程を経る必要があるというお話をしてくださいました。
その過程とは、①否認→②怒り→③受容ということです。
つまり、①最初は、不幸な出来事が存在することを否認しようとし、②次の段階では、否認できないことを自覚して、怒りがわいてきて、③時間の経過とともに怒りが薄らぎ、その出来事を受容していく。
それぞれの過程をしっかりと経験することも大切で、怒りを無理に抑え込む必要はないとおっしゃっていました。
こうした受容過程に寄り添いつつ、法的な支援ができるようになりたいものです。

(弁護士 武田和也)