事務所ブログ

田舎風ガーデニング

春はもう、そこに⑤ クリスマスローズの花の移ろいゆく

百人一首で、小野小町の《花の色はうつりにけりないたづらに》
というのがあった。
クリスマスローズは、本当に花の色が変化する。
最初のつぼみの頃は赤紫だった。
花が開くと薄い赤紫になっている。
そのうちにだんだん色素が抜けてきて
くすんだピンク色になる。
この花は咲いている期間が長く
5月でも花をつけている。
そのころになると少し緑がかった白になる。
ただ、その変わっていく色の全てくすんで、
華やかさはない。
そのため、庭の前面に植えるのではなく、
庭の隅の木陰にひっそり咲かせるというのが望ましい。
それでも多くの花をつけたときには、
それなりのボリューム感を感じることがある。

左がつぼみで右が開いた花

このように群れ咲くと
それなりの迫力がある

 

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