やはり、南極の石らしい・・・
前に依頼者から、南極に石をもらったという話をし、本当に南極の石かどうかわからないという話をしました。
先日、顧問先の専門学校の理事長さんとの話の中で、この石が話題になりました。
そのとき、同席していた弁理士さんが、ネットにこんな記事があると教えてくれました。
「昭和基地」:「年平均気温は零下約10度Cで夏には露岩が現れる」
「オングル島」:「高さ30~40メートルの丘陵性の露岩が大部分で、先カンブリア時代に片麻(へんま)岩からなる」とある。
この石は、今から40年ほど前に、南極の日本観測基地のあるオングル島付近で採取されたものという話でした。
そこで、まず、この石が採取されたらしいオングル島では、氷がなく、岩が露出しているところがあるということがわかりました。
次に、この石は花崗片麻岩らしいので、この点も、オングル島の記事と一致します。
ということは、南極の石の可能性が高いということでしょう。
この石のザラザラとした感触、手に持ったときのこの重量感。
そういう眼で見れば、たしかに、この石は永年にわたり寒さと厳しい風雪にさらされた「表情をしている」ようにも見えます。
この石を見ていると、その石を存在していたであろう周囲の景色が見えてくるようです。
事務所にお越しの際には、ぜひ、この石をご覧下さい(龍)。