つれづれに一言
はかなげな花の風に揺れている
荒れた庭にも春がやってくる⑥
うす紫のビンカマジョール(つる日日草)の花は
5月の風にひらひらと漂う。
薄い5弁の花はいかにもはかなげだが、
意外にもしたたかで、繁殖力が旺盛だ。
3月には庭の斜面の主役だったラッパ水仙が、
今はビンカのつるにびっしりと覆われ、
その重みでなぎ倒されている。
鎌を取り出して急いで刈り始めたが、
花がついているのでかわいそうになり、
思い直して途中で手を止めた。
花の時期が終われば根こそぎにと思ったが、
その頃はもう雨の季節、そして夏。
かくてビンカはいつまでも生き残る。
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