事務所ブログ

つれづれに一言

木々はまだ赤く色づいて

京都はどこに行っても観光客で一杯だ。

大原でも同様で、三千院など有名寺院では

歳の暮れでも人が絶えない。

しかし、閉門時間の4時近くになると、観光客はほとんどみかけない。

寂光院へ向かう道の右側は山だが、左側に広がる景色がすてきだ。

このとき、まだ緑の山々を背景に、葉を落とした木々が空に枝に広げ、

その中に色鮮やかな紅葉が残っており、まだ秋のようでもある。

山里とまではいえないものの、田舎の懐かしい景色がある。

ほとんど人のいない道を歩くとうれしいし、

何より行きかう人に気を使わなくってほっとする。

『心なき身にもあはれは知られけり 鴫立つ沢の秋の夕暮れ』

という和歌がある。

ここは沢ではないし、鴫などもおらないけれど、

心のリハビリにはこんな道を歩くのもいいかもしれない。

そんな西行の歌の雰囲気だった。

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