事務所ブログ

つれづれに一言

小さな滝に寄せる想い

寂光院に行く道を歩いて行く道の右側に小さな川が流れている。

道端に石碑があり、和歌が刻まれている。

「ころころと小石流るる谷川の 河鹿なくなる落合の瀧」

建礼門院の作ったものらしい。

寂光院の庵主であったこの人は、平清盛の娘であり、高倉天皇の后であった。

うまい歌とも思われないが、とても無邪気で素直な感じがする。

もっと言えば、幼いという感じさえする。

そんな人柄だったのだろうか。

《落合の瀧》は人の背丈程度の小さなものだった。

数奇な運命をたどったこの人にとっては

小さな滝、小さな石に思いを寄せるのが心落ち着くことであったろうか。

事務所ブログを検索

月別アーカイブ

お電話またはメールフォームからお気軽にご連絡ください! 各種ご相談・お問い合わせ窓口

お電話でのお問い合わせ
06-6361-6017 ※番号をタップすると電話発信します

受付時間:月~金(祝日を除く) 9:30〜17:30