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つれづれに万葉

松は枯れ、杉と桧に覆われた鏡王女の墓 ~つれづれに万葉(割込編)忍坂の古道を歩く⑦

舒明天皇陵を過ぎると後は人家がない。
小川に沿って坂を8分ほど上っていく。
なぜかホンダのカブ(原付)が置かれていた。
その上方に鏡王女の墓があった。
小さな石垣だけの小さくかつ質素な墓であった。
墓の隣に小さな畑があり、男性が農作業をしていた。
カブはその人が乗ってきたのだろう。
墓には樹木が元気に茂っていた。
犬養先生の「万葉の旅」では数本の松が植えられているとあった。
今、生えているのはスギやヒノキである。
「万葉の旅」の発行から約50年。
その間、松は枯れ、スギなどに植え替えられたようだ。
それにしても、木はこんなにも早く大きくなるものか。
そして、月日の経つのがこんなにも早いものか。

鏡王女の墓①
墓の門 右にある石碑に鏡王女の墓とある

鏡王女の墓②
鏡王女の墓の全景 木が茂り、堂々とした感じである
が、たかが50年でこのようになるのか・・

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