舒明天皇陵を過ぎると後は人家がない。
小川に沿って坂を8分ほど上っていく。
なぜかホンダのカブ(原付)が置かれていた。
その上方に鏡王女の墓があった。
小さな石垣だけの小さくかつ質素な墓であった。
墓の隣に小さな畑があり、男性が農作業をしていた。
カブはその人が乗ってきたのだろう。
墓には樹木が元気に茂っていた。
犬養先生の「万葉の旅」では数本の松が植えられているとあった。
今、生えているのはスギやヒノキである。
「万葉の旅」の発行から約50年。
その間、松は枯れ、スギなどに植え替えられたようだ。
それにしても、木はこんなにも早く大きくなるものか。
そして、月日の経つのがこんなにも早いものか。
墓の門 右にある石碑に鏡王女の墓とある
鏡王女の墓の全景 木が茂り、堂々とした感じである
が、たかが50年でこのようになるのか・・