(2018.5.5)
登山する人に教えられた苗名の滝へ下っていく道は、細くて急な下り坂であった。
前日の雨のせいでぬかるんでおり、弟と子供は2回ほど、私は1回、足を滑らして転倒した。
降りる途中、木々の間から滝が見えたが、水量が多いせいか、迫力があった。
一昨年、去年と今年の3年連続で、苗名の滝を見てきたが、今年が一番、迫力があった。
滝につき、ほぼ滝の直下近くの岩の上で、滝を見上げたが、水量も多く、ドッドッドッいう轟音を出して滝つぼに流れ落ちている。
この滝の面白いのは、滝の上の岩が丸くえぐられているところである。
激しく水流がぶつかり、岩盤をぶち抜いたという感じがする。
そのえぐられたところから一気に大量の水が流れ落ち、いかにも大迫力である。
が、水量が多すぎるため、滝の流れの幅が太くなりすぎる。
そのため、写真を撮影したが、高さが十分に表現できないようだ。
誠に勝手なことではあるが、適度な水量の方が、被写体としての滝としてはいいのではないか。
私がそのような、誠に勝手なことを考えているときにも(当然のことではあるが)、滝は絶え間なくドッドッドッと流れ落ち続けていた。
滝へ降りる道で見つけたヤマアジサイ。どんな花が咲くのだろうか。
水流豊かに流れ落ちる苗名の滝。
少し遠くから撮影した。落ち口がえぐれているのがわかるだろうか。
水が岩をはむという表現がピッタリの感じ。