今回の旅行は阿部野橋から御所まで近鉄電車で行った。
ネット(ヤフー路線情報)で確認したところ、特急に乗っても、急行に乗っても、到着時間は10分程度しか変わらない。
しかも、御所までの特急はなく、途中の尺土(しゃくど)という駅で特急から普通に乗り換える必要がある。
そのため、御所に行くときは急行に乗っていった。
急行は通勤型であり、進行方向に平行な長い座席である。
帰りは、尺土から特急に乗った。
行きにはそれほど思わなかったのだが、特急の座席に座ったとたんに落ち着いた気分になった。
横並びに座る席ではなく、前向きの2人掛けのシートである。
進行方向と同方向なのは気分がよく、楽である。
1両で5~6人しか乗っておらず、人は少なく、落ち着く。
乗客は少ないから、長男とは別々に、それぞれ窓際の座席に座った。
早くは着かないが、止まる駅も少ない。
足元を見ると、木材が使われていた。
到着する時間はせいぜい10分程度しか変わらないのではあるが、それでもゆっくりとできる。
特急料金は500円程度だったが、それで旅行気分が味わえるなら、少しの贅沢もいいもんだ。
特急の床は木目であった。
車窓から、夏の二上山が見えた。