バス停で待っていると、まず、明日香行のバスが来た。
これは方向が違うので、パス。
その後に、大宇陀(おおうだ)行のバスが来た。
ここは万葉歌人の柿本人麻呂が
あの壮大というほかない和歌の
《東(ひむがし)の 野にかげろひの 立つ見えて
かへり見すれば 月かたぶきぬ》
を作った《阿騎野(あきの)》があるところだ。
談山神社へのバスまで、まだ20分もある。
急遽、柿本人麻呂の方にシフトして、行先変更。
バスで25分ほどで大宇陀に着いた。
高校や体育館まであり、そこそこ大きな町だった。
実は今回、折り畳み自転車を持って行ったが
バスが小さく、しかも自転車を入れたバッグが大きいため、
下りるときに料金箱にゴツン、扉にもあててしまった。
その度に運転手が《おっ》と声を出していた。
大宇陀のバス停(道の駅の前)で乗ってきたバス
看板で隠れ、バスかどうかがわかりにくいが。