鎖場をなんとか乗り越えて、中蒜山の山頂に着いたのは午後1時半ころだった。
山頂には7~8人くらいの人しかいなかった。
弁当を食べ、少しの休憩で、迷うことなく、上蒜山をめざした。
地図ではそれほど傾斜がきつくなさそうだったし、現にそれほど苦労することなく上蒜山の山頂に着いた。
そこは更に人がすくなく、5~6人程度だった。
山頂の北側は木々が茂り展望がきかないのに加えて、もやがでてきた。
期待していた大山は全く見えなかった。
小休止をした後、午後3時過ぎに下山を開始した。
下りは尾根道は展望がきく場所だが、もやのせいで、一瞬たりとも大山が見えなかったのは本当に残念だった。
尾根道の脇の草の中に《まつむし草》を見つけた。
花が大きいので鑑賞用にもなる。
後日、近くのホームセンターで《スカビオサ》という名前で売られていた。
値段は398円だった。
それにしても、冬、雪も積もり、北風が激しく吹きすさぶだろうに、生き続けて花を咲かせている、それがなんともたくましい。
花は盛りを過ぎて花弁が垂れていたが、果実が初々しかった。
で、写真は果実が主人公になった。