事務所ブログ

てくてく旅行記

智恵子の生まれた故郷を歩く⑤

 

《家はなかなか立派だった》

生家には道路の反対側、勝手口から入った。

通路のたたきの先には玄関の戸(写真)があり、

《「木 米屋」と墨書されており、酒造の他に、米の販売もしていたようだ。

家は二階建で、一階は、道路に面して酒販売の店舗部分と9畳半の和室があり、

奥には和室4部屋が、田の形に配置されている。

一番広いのが15畳の帳場兼接客室(写真)であり、その他に茶の間(8畳)、座敷(8畳)、奥座敷(10畳)がある。

建物は広く、しっかりした造りだった。

帳場には当主が座る座敷机と火鉢が置かれていた。

酒の販売は道路に面したところでしており、

大事な客とはここで話をしていたのだろう。

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