どれが安達太良山なのか》
石碑のある場所は山の頂上で、周囲の景色がよく見える
西の方には、まだ雪の残った山の連なりがある。
5月の太陽に照らされてきれいだ。
詩の冒頭は《あれが安達太良山》であるが、
さて、頂上がいくつもある。
一体どれが安達太良山なんだろう。
安達太良山は現地では《乳首山》といわれているという。
そのことを聞けば、丁度、写真の真ん中にある頂がそれだと分かるだろう。
ただ、乳首と言っても、女のものではなく、男の胸にあるものに形が似ている。
さすれば、《乳首山》は《ちくびやま》などという艶めかしい読み方ではなく、《ちちくびやま》というごつごつした読み方がふさわしいような気がする。