《この2本の木、童話にでてくるような・・》
停車場から少し上がったとこに広い原っぱがあった。
そこには車とテントが一杯だった。
アウトドアが流行しているのだろうか。
その広場のさらに少し上の方に木が2本、並んでいた。
鉛筆の先っちょの形だとか、鋭角の三角形の下に爪楊枝をつけたようなという表現をしてみたが、私の下手な説明より、写真をみればよくわかる。
一緒に行った長男はもう立派な中年であるが、もし、小さな子供であったなら、《あそこ迄走れ!》と掛け声をかけてみたくなるような、そんな雰囲気にさせる木であった。
この木も十分な紅葉はしていなかったが、空きが深まるにつれて、どんな見事な変貌を遂げるのか。
今年はだめなら、来年に、その次も見たいものだと思った。
もちろん、もう、決してここに来ることはないだろうということもわかってはいたのだが。