【奈良の木 100年の成長はすごい】
一言で、奈良の良さを言えば《仏像と樹木》、
京都なら《街並みと庭》だ。
奈良のすてきな樹木は飛火野(とびひの)にある。
近鉄の奈良駅から歩けば約15分くらいだ。
興福寺境内と春日神社参詣道という、
いかにも奈良らしい風景の中を通っていく。
飛火野は一面の芝生だ。
木は密生しておらず、適度に離れて生えている。
クスノキもある。
神社などでは、くねるように枝を伸ばしており、奇怪である。
葉も密生し、陰気臭いので、どちらかというと嫌いな木である。
ただ、ここのは枝葉を空に向かって伸ばしている。
半楕円状でかっこもよく、スマートでもある。
立札のあるクスノキがあった。
明治天皇が植樹したもので高さ24メートルとある。
幹回り5メートルだから、大人3人が両手をつないだ太さだ。
たかが100年程度でこんなにも大きくなるのか、
本当にすごいなぁ。