今年の夏の旅行は阿蘇山へ⑧
旅行には、国土地理院の2万5000分の1の地図を持っていく。
この地図を手に、めったやたらと歩き回る。
根子岳を左手に見て、麓の道路を歩いていた。
前方にコンクリートの橋があった。
地図では確かめると、青線で表示される川の表記がない。
橋まで行って、下を見た。
ゴロゴロとした火山特有の岩や石があり、砂もたまっていた。
橋の下、5メートルほどには「川」床があった。
しかし、流水もなく、水たまりもない。
水がない点を別として、どう見ても川なんだが。
周囲の地形は典型的な扇状地である。
この「川」の下には、水が伏流水として流れているのだろう。
そんな橋を5つほども渡っただろうか。
降った雨は地下に潜っている。
こんな隠れ水が噴き出て、阿蘇の各地の名水となっている。