てくてく旅行記
匂いたつ《まつむし草》
あれから50年、再び大山へ④
芝生を横切り、山の方へ歩いて行った。
湿地のほとりの道際に
《まつむし草》が咲いていた。
蒜山のでも見たことがある。
尾根筋のため、風や雪に耐える必要があるのか、
極端に背が低かった。
確か、15センチほどだったろうか。
そして盛りを過ぎたせいか、
花が色あせていた。
それに比べ、ここ奥大山の麓のまつむし草は
背丈は1メートル、すんなりすっきりとしていた。
驚いたのは、夕暮れのうす暗闇の中なのに、
花の薄紫の色が匂いたつような感じがした。
まるで、今、咲き出した、という感じだった。
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