あれから５０年、再び大山へ㉒
大山に登った日の夜、宿で観光地図を見ているとき、
大山の麓に《木谷沢渓流》と記載されているのを見つけた。
その日、水の全くない川を見たので、
ここにぜひ、行きたいと思った。
翌日、大山の麓、桝水高原スキー場前で車から降りた。
道路から歩いて約３分で小さな流れに行きついた。
予想に反して、５～６歩で対岸に渡れる小さな川だった。
夏だからか、水深も浅く、くるぶしほどしかないが、
それでも両岸には大きさの大木が生えている。
木々に囲まれ、そこに水が流れている場所に行くと
なぜか、いつもホッとした気持ちになる。
私の名は大澤だが、先祖は昔、《澤》の近くに住んでいたのかもしれない。
