秋の伊豆半島、山と石、海を見て歩く④
大室山の頂上は、山の中央が大きく窪んでいる。
頂上から溶岩が噴出しすぎて、
その空っぽになった地面が陥没したのだろう。
こんなのは《お鉢》というらしい。
深さは約70m、下に行く道もある。
その底に人が動いているのが見えた。
こんな時は、いつも行ってみる。
お鉢の真ん中からはどのような景色が見えるのだろうか。
半分ほど下りたところで、声をかけられた。
《部外者立入禁止です》と。
あきらめて戻った。
後でパンフをみると、お鉢の底にはアチェリー場があり、
「手ぶらでOK,初級者から上級者まで楽しめます」と記載されていた。
もし、引き返さずに底まで行けば、
興味など全くないアチェリーをする羽目になったかもしれない。
高い料金を取られたかもしれないことを考えると、
それでよかったかもしれない。
しかし、一つの新しい経験をするチャンスを失ったこと、
それが少し残念だった。